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住宅や住む人を守る!防犯対策ばっちりの住宅作りを!

注文住宅を建てる際は、外観、間取り、生活の動線などさまざまなことを考えなければなりません。どれも大切なことですが、忘れてはいけないのが「防犯対策」。住みやすさにこだわるあまり、防犯がおろそかになってしまっては安心して暮らせませんよね。

 

後付けできる防犯グッズの活用も有効ではありますが、まずは防犯性を意識した家づくりをすることが安心な暮らしへの第一歩。今回は、憧れの注文住宅に施すべき防犯対策を解説します。

 

  • こんな土地や家は空き巣に注意!

実は、空き巣や窃盗の被害に遭いやすい土地や住宅には共通した特徴があります。注文住宅を建てる際は、この特徴に当てはまっていないか事前にチェックしておきましょう。

 

▼人目が少ない

人通りが少ない、または死角が多い道路に面している土地は、泥棒にとっての大チャンス。人目が少ないため、忍び込んでも目撃されにくくなります。玄関だけでなく、勝手口や窓など、人の出入り可能な部分が面している通りは注意が必要です。

 

さらに、時間帯によって人目が減少する土地柄の場合も要注意。例えば、共働きや一人暮らしの家が多いところでは日中の人目が減少します。注文住宅を建てる際は、その土地に住んでいる人たちの傾向も把握しておくと安心です。

 

▼目の前に公園や広場がある

泥棒は住人の生活リズムを把握し、入念な準備をしてから侵入することが珍しくありません。そのため、長時間いても不審に思われにくい公園や広場は、泥棒の下見に利用されてしまうことが考えられます。公園や広場は、人目があって安全性の高い場所のように思えますが、安易に安心しないように注意しましょう。

 

▼住宅の周りにものが多い

家の周りに足場にできるようなものが多いと、簡単に泥棒の侵入を許してしまう恐れがあります。室外機や物置、庭木、塀などの設置を検討している場合は、上階の窓からできるだけ離れた位置に置くこと良いでしょう。

 

  • 注文住宅でできる防犯対策とは?

注文住宅を建てる際にできる、防犯対策にはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれの効果とともに、1つずつ詳しく紹介します。

 

▼常に人通りのある場所を選ぶ

泥棒がもっとも気にするのは「人目」です。近所の人から顔を見られた泥棒の半数以上が侵入を諦めるというデータも。注文住宅を建てる際は、日中・夜間ともにある程度の人通りが見込める土地を選ぶようにしましょう。土地選びの際に、周辺の環境や住人について確認しておくと安心です。

 

▼敷地内の死角をなくす

欧米に多く見られるオープン外構(面している道路との境界に塀や門扉を設置しないタイプの外構)など外から家の敷地を見渡せる構造にすると、それだけ人目に付きやすくなるため泥棒に入られる確率は低くなります。

 

塀やフェンスを設置する場合も、見通しが良いものを選びましょう。また人が隠れられるような大きいものを家の周りに置くのは避け、室外機や物置は窓から離れた場所に設置するのがおすすめです。

 

▼出入りできる場所には対策必須!

人が出入りできる場所には、必ず防犯対策を施しましょう。

 

玄関のカギは、ピッキングやこじ開けに時間のかかる「ディンプルキー」がおすすめ。二重ロックやドアガードも有効です。

 

窓には割れにくい防犯ガラスを採用しましょう。窓用の二重ロックやアラーム、格子などの設置も有効ですが、採光や換気との兼ね合いも含めて検討することをおすすめします。また敷地内に音の出る砂利を敷き詰めるのも効果的です。

 

  • 防犯対策を考えて安心の住まいを!

空き巣は「誰かに見られる」ことを非常に恐れています。そのため、注文住宅の防犯対策は「外からの人目を遮らない」「死角を作らない」ことが重要。マイホームで安心して暮らしていくためにも、住みやすさだけでなく、防犯も意識して土地や住宅の構造を検討しましょう!

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