格式あるホテルのような、開放感と高級感にあふれた暮らしにあこがれを抱いていませんか？ 今回は五つ星ホテルのような良い意味で生活感がなく、おしゃれでくつろげる空間を注文住宅で再現するコツをご紹介します。スタイリッシュでモダンな住まいを実現したい方、ホテルライクな暮らしにあこがれている方はぜひ参考にしてください！

• 理想のホテルイメージを固める！

注文住宅をホテルライクにするためには、設計段階から理想のホテルのイメージを固めておくことが大切です。ホテルライクなインテリアは後からそろえることも可能ですが、ゆとりのある空間設計や照明器具の設置できる箇所、壁紙などの内装はなかなか変えられません。

高級リゾートホテルやヴィラのようにしたいのであれば、天井を高くしたり、吹き抜けを作ったりして、開放感のある空間にするのがおすすめ。格式高いホテルのようにしたいのならば、間接照明を置ける出窓などのスペースを確保しておきましょう。

また、理想のホテルイメージを施工会社に伝え、費用や工数などの面から十分に擦り合わせを行いましょう。

• 生活感を見せないような工夫を！

高級ホテルの非日常感は「生活感がない」のが重要なポイント。日用品があちらこちらに散らばっているようでは、とてもホテルライクな部屋とは言えませんよね。そこで大切なのが収納スペースの確保。一般的な注文住宅よりも余裕をもって収納スペースを確保しておくと、物が増えてもホテルライクな非日常感を維持しやすくなります。

空間に余裕があれば、ファミリー用の大きなウォークインクローゼットなどを作るのもおすすめ。収納箇所は扉などで仕切り、外から見えないように工夫しましょう。

また、ごみ箱やコンセントなども生活感が表れる部分。設計段階からゴミ箱を隠せるスペースやコンセントの位置を意識しておくと、よりスタイリッシュで清潔感のあるホテルライクな部屋にグッと近づきます。

• シンプル＆高級感！

高級ホテルの部屋は必要最小限のものしか置かれていないのが特徴的。さらに、置かれているものもシンプルで清潔感や重厚感を感じさせるものばかりです。モダンでスタイリッシュなインテリアや家電とちぐはぐにならないよう、壁や床といった空間の大部分を占めるものは、高級感のある素材を選びましょう。

ただし、シンプルさを追求しすぎると、高級な素材でそろえても無機質な印象になってしまいがち。窓や扉などに曲線を取り入れて、無機質さをやわらげ、リラックスできる空間を意識しましょう。

• 統一感を意識！

高級ホテルの内装は、モノトーンやアイボリー、ブラウンなど、シックでモダンな色味をベースに、アクセントカラーを1～2色加えて設計されています。色味をそろえることで空間に統一感が生まれ、上質な空間の演出が可能です。

住宅の内装の色味や素材とミスマッチにならないよう、インテリアや家電、カーテンなどの配色にも気を遣いましょう。施工会社にインテリアコーディネーターやカラーコーディネーターがいる場合は、相談するのもおすすめです。

• 快適さも忘れずに！

非日常感のあるホテルライクな空間にこだわるあまり、暮らしにくい住まいになってしまっては元も子もありません。

家族全員が座れるL字型の大きなソファーや、毛足の長いラグやマットをリビングに置くと、高級感を保ちつつ、家族がくつろげるスペースを実現可能。暖色の間接照明を複数使うと、しっとりした大人の空間も演出できます。

一人で落ち着ける場所「ヌック」を作るのもおすすめです。階段下のデッドスペースやリビングの一角などに設けることで、住む人のQOLを上げられます。

ヌックとは？住宅に居心地の良い空間を（リンクを設置）

• 非日常感あふれるホテルライクな空間で暮らそう！

夢のマイホームを理想的なホテルライクな空間にするには、設計段階からイメージを固めておくことが大切です。とくに、内装のベースとなる色味や素材は住宅完成後にはなかなか変えられません。置きたい家具やインテリアなどをあらかじめ施工会社に伝えて相談してみましょう。快適でホテルライクな住まいの実現を目指して、デザイン性・機能性の両方にこだわった家を作りましょう！